人間改造計画

ド一般人がお金持ちになるまでのヒストリー

幸せな悩みがさらに増える

先ほどの出来事だ。


部長から来年度、役職を上げるという話をいただいた。


かなり嬉しい話だ。


それを目指して仕事をしてきたし、それが評価された証明だった。


でも私はいま、人生の岐路に立っている。


この話は、私の道を判断することには障害になった。











この会社を私が変える。


それはここ数年思い描いた夢。


役職をもらえることで夢が果たしやすいな、と思っていたし、


名刺交換する際、役職があれば第一印象で1歩リードすることが出来る。


何より私自身の自信に繋がる。









それと同時に数年前、グループ会社の営業の方に言われた言葉も思い出した。



その方は、私が尊敬する数少ない営業マン。


知識が豊富なだけではない、取引先への営業実績もすごいが、


もっとすごいなと思うことは社内営業のすごさ。


上司が何を自分に求められているかを瞬時に判断して、先回りしてこなす。


社外からの評価も高いが、社内評価はさらに高い。


彼は、36歳だが異常な早さで出世してる人だ。


その方に聞いたことがある。








「なんでそんなにすごくて周りが見えてるのに独立しないんですか? 〇〇さんなら絶対成功すると思います!」





照れながら彼はこう言った。







「大智くんが思うほど俺はすごくないと思うよ。笑

でもなんでこの会社にいるかは理由がある。」


「システムを変えたいんだ。入社したてのときは大智くんと一緒で、会社の業績が下がっていることの悲観さを嘆いていたし、上司の愚痴も言っていた。


でもそんな事を言っても何も前に進まない。


だから早く上に登ってこの会社を変えたい。


その目標さえブレなければいま置かれている状況を悲観的に捉えるんじゃなくて、自分が会社の舵を切るとき、今よりめちゃくちゃ仕事を楽しんで出来る。」







そして笑いながら私に言った。


「俺がなんで大智くんに飯奢って飲みに行くか分かって欲しいんやけど、


大智くんは上に行くべき人やと思ってる。


その能力があるから。


俺たちがグループ会社の関係がある以上、俺が上に行った時、一緒に仕事をする人は優秀であって欲しい。


だからお互い上に行った時もっと生産性のあるビジネスの話をしよう。」


素直に嬉しかった。


まだまだ力がない私にこういう言葉をくれる人はとても勇気をもらえる。









でもそれがあるからさらに悩むんだ、、笑


お金だけじゃない面白さは従業員にしか分からないものかもしれないし、この人が選択している道も間違いなく正解だ。














でも3ヶ月前、師匠に言われた。


出世を目標として、人生を歩むことは視野が狭い、と。











正解はその人が決めるものだ。


お金持ちになっている人もそれが正解。


たかい志を持って会社に残り、会社を上向き変換させた人の道も正解。


小遣いは少ないけど、家族第一で残業しながら頑張っている人も正解。


水商売だって目的意識を明確に持って取り組んでる人は正解だと思う。








そのとき自分が何を思っているか。


どんな10年後を生きていたいか。


そのゴールを明確に持つことが出来ればどの道も正解になると思う。




1日1日をなんとなく生きてる人は悪いけど否定させてもらうけどね。笑


それが3ヶ月前の私だったわけだが、、











時間はあるようでない。


しっかり先を見据えた上で私は決断しなければならない。








どんな未来の自分になりたいかを。